御朱印の頂き方や楽しみ方を解説する初心者の為の御朱印ガイド管理人です。



目次
御朱印には何が書かれているの?【神社編】
・反面、自由度も多く「かわいい御朱印」も多い
・神事・祭事に合わせた限定の御朱印も多い
(すべてに当てはまるわけではなく、あくまでも一例)
神社の御朱印は主に「墨書き」と「押印」の2つで成り立っています。
神社の御朱印に書かれている内容(明治神宮例) | |
①神社の神使・特徴・シンボルの印 | 明治神宮は皇室ゆかりの神社なので、「皇紀二千六百七十九年」の印。
*皇紀(こうき)・・日本の初代天皇「神武天皇(じんむてんのう)」が即位した年を元年としている年数。 |
②奉拝 | 御朱印の右上に「奉拝(ほうはい)」の文字が一般的。「奉拝」とは「つつしんで拝します」の意味。「参拝」や、山の上にある神社などは「登拝」と書かれるケースも。 |
③神社の社紋印(中央上) |
御朱印の中央上部に「社紋印(神社の家紋のようなもの)」か「ご祭神の家紋」が押されるのが一般的です。 例)明治神宮のご祭神は、明治天皇・昭憲皇太后なので、皇室の紋章である「菊」と「桐」の紋章が使われています。 |
④神社印(中央の押印) | 御朱印の真ん中に「神社の名称などが書かれた朱印」が押されるのが一般的。 篆刻(てんこく)という独特の書体で書かれたものが多いですね。四角い形、丸い形などさまざまあります。 |
⑤神社orご祭神の名称(中央の文字) | 真ん中に楷書で「神社名」が墨書きされるのが一般的です。「神社のご祭神の名称」が書かれるケースもあります。 |
⑥お参りした日付(左下) | 参拝した日付を書いて頂けます。 |
神社の社紋(神紋)の意味は?社紋コレクション
神社の御朱印に押される社紋(神紋)。社紋には意味があり、代表的な印を覚えておくとご祭神やご利益もなんとなく理解出来るようになります^^
御朱印には何が書かれているの?【お寺編】
神社の御朱印が文字を崩さない楷書に対して、お寺の御朱印は「文字を崩した形の豪快な墨書き」が多いです。
・一般的に「山号・札所印」「三宝印(御宝印)」「お寺の印」の3つの印
・中央にはご本尊の名前や、安置されている建物の名称が書かれる
・お寺では複数の御朱印を頂けるケースが多い
お寺の御朱印に書かれている内容(清水寺の例) | |
①奉拝 | 御朱印の右上に「奉拝(ほうはい)」の文字が一般的。「奉拝」とは「つつしんで拝します」の意味。「参拝」や、山の上にある神社などは「登拝」と書かれるケースも。 |
②山号・札所印(右上の印)など | 右上に「山号」や「霊場・札所印」が押されることが多いです。清水寺の場合は西国三十三所霊場の16番札所になっているので、「西国(三十三所)十六番」の印が押されています。 |
③参拝の日付
|
参拝した日付を書いて頂けます。 |
④ご本尊orお堂の名前(中央の墨書き)
|
御朱印の真ん中の文字は、「ご本尊の仏さまの名前」or「ご本尊が祀られている本堂の名前」が書かれるのが一般的です。
清水寺の写真例の場合は、ご本尊が観音様なので、「観音様を安置する建物」という意味で「大悲閣」と書かれています。 |
⑤「ご宝印(梵字)」or「三宝印」
|
真ん中の墨書きの下に「ご宝印(梵字)」or「三宝印」が押されるのが一般的です。
*「ご宝印」・・大昔のインドで使われていた神仏を一字で表す文字=梵字が入った印。清水寺の場合は本尊の千手千眼観音を表す梵字(後ほど紹介)が押されています。 |
⑥その他の押し印 | 開創記念などそのお寺にゆかりのある印が押されます。 清水寺の写真例では、期間限定で「西国三十三所」の草創1300年を記念した「記念印」が押されています。 |
⑦お寺の名前
|
お寺の名前が墨書きされます。 |
⑧お寺の押印
|
寺院名を刻んだ朱印などが押される |
梵字コレクション


御朱印の文字の上に押されてる謎の記号↑・・なにこれ?



↑上記は国宝に指定されている三千院(京都)の阿弥陀三尊像(国宝)ですが、配置に注目。
中央・・阿弥陀如来
右・・観音菩薩
御朱印にも、実際の並び順どおりに「勢至菩薩(左)、阿弥陀如来(中央)、観音菩薩(右)」の3つの梵字が押されています。
阿弥陀如来 | 薬師如来 | 千手観音 | 大日如来 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
阿弥陀如来の梵字 | 薬師如来の梵字 | 三室戸寺(京都)「千手観音」の梵字。 | 朱印ではなく、直接、梵字を墨書きして頂ける御朱印も。 高幡不動尊の「大日如来」梵字 |
三宝印コレクション
2.仏の教えである 「法」
3.その教えを広める「僧」
4.上記3つを総称して「三宝」といいます。
この「仏」「法」「僧」「宝(寶)」の4文字が、篆書(てんしょ)、隷書(れいしょ)といった漢字の書体で刻まれています。形は「丸」や「四角」などがあります。
ケース1 | ケース2 | ケース3 |
![]() |
![]() |
![]() |
三宝印が「四角」のケース1 「佛法僧寶」と比較的読みやすいですね。 |
三宝印が「四角」のケース2 「佛法僧寶」と読めなくはない・・・ |
三宝印が「四角」のケース3 常人には何がなんだかわからないレベル・・・ |
ケース4 | ||
![]() |
||
「丸角」のケース3 |
三宝印を自分で押せるお寺も
日本三大稲荷の一つにも数えられる豊川稲荷から歩いて5,6分の徳城寺さん。
徳城寺さんでは、ご住職に「三宝印」の意味を教わりながら、自分で「三宝印」を押すという貴重な体験ができます。
ご住職に文字を書いて頂いたら・・・自分でポン!。神聖な印と知れば知るほど、緊張します。
思い出に残る御朱印帳の出来上がり。
(ご住職に名前を書いて頂きました!名前部分をボカしています)
まとめ
御朱印に何が書かれているか、どんな「印」が押されているかがわかるようになると、御朱印を頂く楽しみが倍増します^^
管理人が直近に頂いた御朱印をInstagramで投稿しています。フォロープリーズ!





[…] 【関連記事】御朱印の「文字」「印」の”読み方”と”見方”を知る! […]
[…] などなど、興味のある方は下記の記事をご覧ください。 ■御朱印の「文字」「印」の”読み方”と”見方”を知る! […]