
御朱印めぐりをしていたら”書き置きの御朱印”が500体(枚)を超えていたハトピー(管理人)です。昨今、「書き置きの御朱印のみ」という寺社も急激に増えましたね。



書き置きの御朱印とは?
書き置きの御朱印(半紙)とは、あらかじめ御朱印が書かれた状態の和紙のこと。
御朱印の書き手さんが不在のケースや、神事・仏事などで多忙な場合などは、書き置きの御朱印のみになることが多いです。
また、御朱印帳を忘れてしまった時にも「書き置きの御朱印」を頂けます(寺社によって無いケースもあり)。
逆に御朱印帳に直接書いていただける御朱印のことを、一般的には「直書きの御朱印」といいます。
書き置き御朱印のもらい方
御朱印を頂ける場所(授与所、納経所)で、「書き置き(半紙)の御朱印を頂けますか?(ありますか?)」と聞けば一発で伝わります。
書き置きの御朱印しか授与していない場合は、「半紙でも宜しいですか?」と聞かれるので、承諾して初穂料(納経料)を納めます。
御朱印代 | 一言メモ |
300円 | 2019年頃までは主流。御朱印ブームによる人手不足などの理由で、300円→500円になった所も増加。 |
500円 | 現時点(2022年)で最も一般的な金額。 |
600~1000円 | 御朱印帳の両面(2ページ)で頂ける御朱印の場合。1ページ300~500円×2=600円~1000円 |
お気持ち(志納)形式 | 「金額はお気持ちで(御志納)」というケース。
一般的な相場である「300円」、「500円」で問題ない。もちろん、実際にいくらお支払するかは「あなたのお気持ち次第」 |
納める金額は直書きの御朱印と同じ。寺社によっても違いますが300~500円、見開きの場合は500~1000円の場合が多いです。
地域によっても異なり、東京の寺社では片面500円、見開き1,000が主流となっています。

「書き置き」だからと文句をいわない




「御朱印を書いて頂けること」が当たり前でもありません。確実に御朱印帳に書いて頂きたいなら神社仏閣にご連絡、確認をすることです。それに「書き置きの御朱印」だからといって、御朱印自体の価値は変わりません。
神社仏閣にお参りするのが目的。その上で「御朱印も頂けたら嬉しいなぁ」という姿勢でいれば、御朱印が直書きだろうが書き置きだろうが気にならなくなります。

書き置き御朱印の保管方法は?
書き置き御朱印の保管方法は大きくわけて2つ。
- 御朱印専用のファイル(アルバム)に保管
- 御朱印帳に貼って保管
この2つのどちらが良いかは、御朱印を頂いている目的や好みによっても違いますね。
メリット | デメリット | |
御朱印専用のファイル(アルバム) | ・御朱印を切らずに保存できる ・糊付け作業が不要 ・キレイに保存できる |
・まだ市場に浸透していないので種類は少なめ ・直書き御朱印とは別保存になるので、時系列に並べたい人は不可 |
御朱印帳に貼る | ・直書きの御朱印と一緒に参拝した日付順に御朱印を並べられる | ・御朱印を切る、糊付け、貼る作業が大変 ・御朱印帳が膨らむ |
直書きの御朱印を含め、御朱印帳で旅の記録を残したい人や、後から振り返りたいなどの理由で「参拝した日付順に御朱印を並べたい」のであれば、御朱印帳がオススメです。(ちなみに日付順じゃないといけないという決まりはありません)
日付順を特に気にしない方、「なるべく手軽にキレイに御朱印を保管したい」人は御朱印専用ファイルがオススメです。


ただし、手先が器用な人は、御朱印を切って糊付けして貼るという作業自体も楽しめると思います。どちらが正しいというのはないので、自分好みの保管方法を見つけてみてください。
保管法1.御朱印専用のファイル(アルバム)
アルバム式


アルバム式のメリット
- キレイに保管できる
- 貼り直しできる
デメリット
- 蛇腹式のようにズラッと俯瞰はできない
- ポケット式に比べると入れ替えは大変



ポケットファイル式

- ポケットに入れるだけで楽ちん
- 御朱印の入れ替えも楽
- キレイに保管できる
デメリット
- 蛇腹式のようにズラッと俯瞰はできない


市販のクリアファイルだと書き置き御朱印にピッタリサイズがなかなかないのですが、書置き御朱印専用ファイルなら余計な余白もなく美しいです。管理人所有の書き置き御朱印のうち500枚で試してみたところ、98%を収納できました。
差し込み式
差し込み式タイプもあります。「はんなり着物御朱印帳」や「コモンプラス」などカワイイ御朱印帳を出している谷口松雄堂の「書き置きご朱印帳」。
メリット
- 簡単に差し込め、出し入れできる
- 表紙のデザインがカワイイ
- 見開きも収納可能
デメリット
- 高級感はない
- 見開きの御朱印は真ん中に折り目ができる





保管法2.御朱印帳に貼る
書き置き御朱印の保管方法として、メジャーなのが「御朱印帳に貼る」保管法。


ぶっちゃげった話、書き置き御朱印の保管には「保管法1」でお伝えした御朱印ホルダーやファイルが圧倒的に楽ですし、キレイに保管できます。ただ、「御朱印帳に参拝した順番で御朱印を並べたい」などの理由で、御朱印帳に貼りたいという人はチャレンジしてみてください。
御朱印帳への「貼り方・コツ」については後述します。
保管法3.市販のクリアファイル




個人的にはクリアファイルは、持ち運び用に使っています。書き置き御朱印を頂いた後に、ササッと保管するようです。バッグに入れておくと折れたり、汚れる可能性が高いんですよね。
また、寺社のパンフレットや拝観チケット、おみくじなども入れられるので、家に帰った際もすぐに整理できます。1冊もっておくと便利なアイテムなのは間違いないですね。
保管法4.飾る
【書き置き御朱印】御朱印帳への貼り方
大判の御朱印帳を準備する

書き置き御朱印を御朱印帳に貼る際に、困ってしまうのが、書き置き御朱印のサイズが寺社によってバラバラということです。結論から言うと大判サイズの御朱印帳を準備しましょう。

一般的な御朱印帳サイズ | |
左)横11cm×縦16cm | 神社のオリジナル御朱印帳に多めなサイズ。気軽に持ち運ぶ際に便利。 |
中央)横12cm×縦18cm | 大判サイズと言われる。お寺のオリジナル御朱印帳に多めなサイズ。書き置き御朱印を貼るのに便利。 |
右)横13.5cm×縦18.3cm | 一般的なDVDケース |
御朱印帳のサイズは大まかに「一般的なサイズ(横11cm×縦16cm)」と、「大判サイズ(横12cm×縦18cm )」の2つに分けられます。


大判サイズの御朱印帳があれば、書き置き御朱印の約98%をカットせずに貼れます。見開きの御朱印も同様です。
貼り方事例1.時系列に並べる

御朱印を時系列で並べたい時や、同じ寺社で並べたい時は御朱印を1ページ分開けておきます。例えば伏見稲荷大社(京都)では三箇所で御朱印を頂けますが、「2箇所は直書き対応、1箇所は書き置きのみ」です。管理人は御朱印ファイル派ですが、こういうケースでは1寺社で並べたいので、1ページ分を開けておいて、後で書き置き御朱印を貼ります。


貼り方事例2.書き置き用の御朱印帳を準備
御朱印帳に貼るデメリットとして、糊付けすることで御朱印帳が膨らんだり、御朱印を貼ったページの裏側が糊によっては固くなってしまい書き手さんが書きにくくなるケースもあるようです。それを避けるために書き置き御朱印を貼る専用の御朱印帳を準備する人もいます。
先程もお伝えしましたが、その場合は大判サイズの御朱印帳を準備しましょう。
貼り方事例3.御朱印帳の裏面に貼る
御朱印を頂いていると避けられないのが、墨の裏写りですが、御朱印帳の裏側を「書き置きの御朱印を貼る用」にすれば、裏写りを気にせず御朱印帳を有効活用できます。
貼り方事例4.のり選びが大事


以下の記事で失敗例を交えながらオススメの”のり”を紹介しているのでチェックしてみてください。
書き置き御朱印完全ガイド まとめ
今後も増えていきそうな書き置きの御朱印。敬遠されがちな書き置きの御朱印ですが、取り扱い方や保管法が決まると書き置き御朱印の整理も楽しくなります。
お気に入りの大判の御朱印帳か、御朱印専用ファイルを準備して、書き置き御朱印ライフを楽しみましょう。





